ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

みてる

犬が、すわりこんで動かないから、人間がいいました。「なにかあるの」このひかる道のさきには、きぼうとか、あしたとか、あるとおもいます。人間とか、人間とか、とおっていきます。犬はずっとみてるのです。人間はすぐ、理由をしりたがります。みてるから…

ボロの共演

犬は寝ます、ティッシュといっしょに。まるがりになりそこねた犬は、くしゃくしゃのティッシュといっしょです。人間はいいます。「よりいっそう、襤褸い」犬のせいじゃないです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

まっててあげます。

なにかありましたか。おとしものですか。ひろってきていいです。まっててあげます。犬にもわけましょう。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

くんくん

くんくんするのは、しんあいの表現です。くんくんさせてください。「なんか冷たいのついた」とか、いわないでください。鼻がぬれているのです。きたなくないです。はなみずじゃないです。 (愛犬ホームズ著『犬のかなしみ』より)

やわらかい

犬はやわらかいです。人間はいいます。「これどうなってるの」のびています。くつろぎ上手というらしいです。鼻がたかいです。みなさんも、のうのうとしましょう。あしたはよくなります。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

かなしみ

犬はかなしみをしっています。かなしみを知る目をしています。人間がかなしいと、犬もかなしいです。なかみはわからないです。かなしいだけでじゅうぶんです。犬はわかります。 ところで、みどりの梅がおちています。たべていいですか。 (愛犬ホームズ著『…

護衛官

ねむっているとお思いかと思います。護衛しています。けどられないようにです。ゆだんしているようにみせています。犬はすぐおきます。犬は、人間を、まもってあげています。肉をください。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

光あふるる春の日に

めだかおいけこかげひごい それがいぬのおにわ (愛犬ホームズ著『じっくり味わう犬の詩集』より)

犬だって。

犬だって、いじけるとき、あります。人間をからかうの、好きです。茶々は、いれるほうです。かまってもらうほうが、だいじです。お相手されたいです。でも犬だって、ふんわりされたいです。ふんわりを、おねがいします。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇…

柿の春

犬は柿が好きです。おいしいからです。きくところによると、柿がもどってきたらしいです。もうすぐ柿がたべられます。たのしみです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

意思

犬はふんばります。いきたくないからです。犬は、ちいさいので、人間にまけます。ずりずりされます。「ロック中のキャスターつきイス」だそうです。そのうち、もちあげられました。「さんぽの意味ない」人間はいいます。「ホームズ重い」人間はいいます。 (…

名犬ホームズ

人間の夜がおそいです。となりにすわって、ねむっていました。そろそろ犬のへやに帰ろうとしました。人間はよびます。「ほむちゃん」もういちど、となりにすわりました。しばらくして、犬のへやに帰ろうとしました。人間はまたよびます。「ほむちゃん」もう…

犬のワルツ

犬は♬︎ 犬は♬︎あるく♬︎ あるく♬︎犬はいつもごきげんです。ついていってあげます。おつきあいしてあげます。犬はみんなのともだちです。るん。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

さがしもの

さがしものは、ありましたか。犬はまだです。おつきあいしてあげます。犬もさがします。やまわけしましょう。 (愛犬ホームズ著『犬追物』より)

あれ。

あれが光ると、きょうがおわります。あれです。みなさんも、そろそろおわりです。犬といっしょにねましょう。目がしぱしぱします。ひとりにしないでください。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

はこび屋

犬のです。ふわふわは、犬のです。新入りもほしがります。犬と新入りがとりあいます。犬は、はこびます。犬のだからです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

パトラッシュの水飲み場

このたらいは、パトの水飲み場です。まえの犬は、ここで水をのんでいました。犬は、ちいさいので、のめません。 (愛犬ホームズ著『犬と四季』より)

走れ!

走れ!いないあいだに今日のすきまに走れ!いまよりはやくここよりさきに (愛犬ホームズ著『犬追物』より)

相棒、去る。

あいぼうの、ここにあった花がいなくなりました。魔が差して花を食いちらかしたり、いっしょにひなたぼっこをしていました。「季節が去ったから」だそうです。季節がいなくなったから、花もいなくなりました。 (愛犬ホームズ著『犬と四季』より)

誰か

だれかがくるらしいです。いまのひとじゃないです。そのまえのひとでもないです。犬はまちます。だれなのかはわかりません。 (愛犬ホームズ著『犬追物』より)

お勝手のまえで待つ。

あのね、そこのおねいさん。犬ね、つかれたの。おうち入りたいの。いれてほしいの。そとはあついの。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』)

あかいの。

あかいのがいます。ぼろいです。まちあわせをするところだそうです。あかいののまえで、犬もまちます。だれがくるのでしょうか。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

むぼうび。

よこたわる。よこたえる。ゆだねる。たくする。犬は、まかせます。よこたわるままに、身をまかせます。人間もやりましょう。 (愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』より)

いかで遠くも。

犬はいく。てくてくと。きのうも、きょうも、あさっても。あきずに。うまずに。あきらめずに。道は遠くも。いかで遠くも。 (愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』より)

囚われの身

ここから先は、いけません。犬はよく、ここに座ります。ざわざわしている外を、じっとみています。それを見た人間はいいます。「あわれがましい」と。ちゃんちゃらおかしいです。涙なんていりません。このさきに敵がいます。ただ、それだけです。 (愛犬ホー…

駆ける

急行します!そんのうじょういです!チャイムがなるまえに、犬はかけだします。耳がいいのです。犬も、人間よりすごいところ、あります。ふふん。(愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

犬ははやくかえりたい。

かえりみちです。がんがんあるきます。ぐいぐいひっぱります。おうち、かえりたいです。「さんぽ、いきたかったんじゃないの」といわれます。それとこれとはべつです。おうちまで、つれてってあげます。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

そば

犬は、おそばにいきます。やさしくしてくれる人間のところです。おなじへやで、しずかにしています。まるくなって、ねます。犬のへやにはいきません。ひとりになるのはいやです。犬は、おそばにいます。(愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』より)

鬼才からの年賀テロ 2

園芸部のともだちからとどいた年賀テロを、ふたたびお送りします。1年に1回の通信教育みたいなものですね。新年早々、ありがたいことです。 ▼まずは全景。 サルに富士山。一見、めでたさをかもしだしています。 ▼蛭子能収さんを見つけたら、幸運があるそう…

こりこう

おこられんとする犬です。すぐです。すぐおわります。反省なんて、してやりません。犬生はみじかいのです。くよくよなんて、人間のすることです。すぐわすれます。またすぐやります。それがおりこうなのです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』…