ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

回復志向のものがたり

回復は、行動力である。
概念じゃない。ひとりでもいい。
自分だけでもやる。だれの力もいらない。
今日もひとりで、靴ひもをむすぶ。革ぶくろを背負う。さあ、いこう。

 

岩をかついで、山頂をめざす。
ときおり、転がりおちてくる小岩もひろう。
これもいっしょに持ちあがろう。
ポケットにいれる。
つまづきかけた、小石もひろう。
だんだんポケットが、布だったものの、なれのはてになる。
ゴツゴツした布きれが、ぶらさがっている。
それでもかまわない。やぶれても、縫えばいい。
赤ずきんちゃんのオオカミのように、おなかに石がたまっていく。
からだが重くなってゆく。
それでも拾う。
重くても拾う。
視界にはいったら、拾わないわけにはいかない。
つぎにとおる人が、拾いあげてくれるとはかぎらない。
自分のあるいたあとに、一滴の血も、のこらないように。
だれもそうと知らなくていい。
せざるをえない、だけなのだから。


回復の眼は、ほつれを見逃せない。
もっと、ほどけてしまうから。
こんがらがったこと、へこんだところ、とじたところを、見落とせない。
転げ落ちてゆくものに、まぶたを閉ざせない。
セーフティーネットを、ひろげておきたい。
ネットを張りながら、どうしても見えてしまう。
アミの目を、くぐりおちてきそうなものが。
ひやひやするから、伝えたくなってしまう。
でも、けちをつけていると思われたくない。
けちじゃないんだ。
あなたのためを、思っている。
でも、そうじゃないのかもしれない。
落ちたほうが、いいのかもしれない。
それが人の世の摂理なのかもしれない。
ただ、回復の目線は、アミの目と、すりぬけそうなサイズに、からめとられてしまっているのだ。
だれが、どうしようと、どんなひとであろうと、落ちゆくものを看過できない。
手をさしのべるか、しないのか。

 

ふと、自嘲する。
自分のことだって、リカバリできていないのに。
置いてけぼりに、してきたのに。
足もとにおちた影を、見てみればいい。
どちらを見捨てるかだろう。

 

それにリカバリには、きりがない。
埋めてももどしても、くずれてゆく。
徒労かもしれない。
徒花かもしれない。咲いても実らぬ花を、咲かせようとしているのかもしれない。

 

それでも、回復は、岩を背負いなおす。
山頂へいこう。そこでおわる。
あそこへいけばいい。見えているだろう。
いただきから、足もとまで、目線をおろしていく。
おろした先は、使い古した、自分の靴がある。
さあ、この靴ひもを結ぼう。

 

 


・最上志向と回復思考は、逆だと説明される。最上は、ゼロラインから上へあげる。もっともっと。回復は、マイナスからゼロへあげる。最上はかぎりがないが、回復は、ゼロという一応のおわりがある。
・最上も回復も、完璧主義なのはおなじ。
・最上は、影響力資質。自分もまわりも、最高でいたい。対して回復は、行動力資質なので、単独行。
・最上と回復が同時に上位にあるひともいる。かならずしも逆にでるわけではない。
・回復は、カウンセラー、最上はコーチに向いているらしい。
・回復は、ジグソーパズルが好きらしい。
・医療従事者に多い、回復・適応性・共感性。


ストレングス・ファインダー 実行力資質
アレンジ 回復志向 規律性 公平性 慎重さ 信念 責任感 達成欲 目標志向

 

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