ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

さんぽ拒否

さんぽにつれていかれると、ずりずりします。
犬はふんばります。
そっちにはいきません。
人間はあきらめます。ひきかえします。
家で人間が心配そうにいいます。
「ほむちゃん足が痛いんかなあ。暑いのかなあ」
「だから帰り道だけ、一生懸命あるくのかな」

人間はわすれています。
そのあと、犬が、犬の庭をとびまわっていることを。

(愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』より)