ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

毛皮とまるがりと夏

犬は、毛皮をきています。
さむいところの生きものです。
肉球からしか、汗がでません。
舌をだすしかありません。

人間がじっとみています。
「暑い?」
しきりに、きいてきます。
「もうちょっと刈ろうか?」
犬は、ことばが話せません。
こうやって犬は、ぶざまなありさまになります。
それを、まるがりといいます。

 

(愛犬ホームズ著『必読・犬の陳述書』より)